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【WordPressでオリジナルサイトを作ろう】⑲エラーページ編

最終更新日

最後にエラーページの作成を行います。

WordPressのエラーページは「404.php」というファイルに記述します。
「404.php」を作っておくことで、存在しないURLが指定された場合にこのファイルが呼び出されます。

エラーページでよく行う設定は下記の2つです。

  • ①:ページが存在しない旨のメッセージを表示する
  • ②:トップページへリダイレクトさせる

今回は、試しにそれぞれの設定を行ってみましょう。

404.phpの作成

まずは、テーマディレクトリの直下に、エラーページ用のテンプレートファイル「404.php」を作成します。

C:\Users\ユーザー名\Local Sites\blog\app\public\wp-content\themes\blog\404.php

①:ページが存在しない旨のメッセージを表示する

ページが存在しない旨のメッセージを表示します。
「404.php」に下記のコードを記述します。

    404.php
    
<?php get_header(); ?>

<div id="container" class="wrapper">
  <main>
    <h1>ページが存在しません。</h1>
  </main>

  <?php get_sidebar(); ?>
</div>

<?php get_footer(); ?>
  
  

それでは、表示してみましょう
URLに存在しないURL「http://blog.local/a」を入力してみます。


上記の通り「ページが存在しません。」というメッセージが表示されていればOKです。

トップページへリダイレクト

次に、トップページにリダイレクトさせる設定を試してみましょう。

「404.php」を開き、先ほどのコードを消してから下記のコードを記述します。

    404.php
    
<?php
  wp_safe_redirect(home_url(), 301);
  exit;
?>
  
  

WordPressのリダイレクト

WordPressではリダイレクトのための関数が2つ用意されています。
使いわけは主に下記の通りです。

wp_safe_redirect 同じWordPress内のページにリダイレクト
wp_redirect 他サイトにリダイレクト

ステータスコード

リダイレクト関数の第2引数に指定するコードです。
リダイレクトでよく使うステータスコードは下記の2つです。
引数を省略した場合は、初期値の「302」が設定されます。

コード 意味 説明
301 恒久的な移動 永遠にリダイレクトさせたままの場合はこちらを指定。(一般的にSEOの評価を引き継ぐ)
302 一時的な移動 一時的な設定で後で元に戻す場合はこちらを指定。(一般的にSEOの評価を引き継がない)

それでは、動作確認をしてみましょう

先ほどと同じく、存在しないURL「http://blog.local/a」を入力した際に、トップページへ正しくリダイレクトされていればOKです。

以上で、【WordPressでオリジナルサイトを作ろう】シリーズは全て終了です。

お疲れ様でした!

次回は中級編で!

今回は、WordPressでオリジナルサイト制作を行う際の、基本的なテンプレートファイルや関数などをざっと学びました。

後は、繰り返しWordPressでの制作を行うことで、徐々にコツがつかめて慣れてくると思います。

WordPressは、HTMLのサイト制作とは違いできることがまだまだ沢山あります。

次回の中級編では、もっと深い内容が学べるサイトを用意しようと思いますので、またみなさんの学習にお役立ていただければと思います。

WordPressでオリジナルサイトを作ろう

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